ワークショップの記録 2004年8月26日

  • Q1. 歌とチャンツにはどのような効果がありますか。気分転換や時間つぶしでしょうか。
    • 歌を通して音声、発音ばかりでなくイントネーションや脱落する音など、の習得にも有効である。
    • 文型や単語を楽しく学べる。
    • 楽しく繰り返せる。
    • 歌は子どもの感性に訴えるものがあるので、長く心に残るし、記憶にも残る。
  • Q2. 高学年に歌やチャンツを使うのは無理でしょうか。
    • 高学年にも歌は使える。
  • Q3. どうすれば楽しくて、しかも効果があがるでしょうか。楽しく歌って終わりですか。
    (以下が、この答えの一部です。)

1. 歌を扱うときの注意

  1.  歌う前にたくさん聞かせる。
  2.  段階を踏んで練習する。
  3.  難しい歌詞があるときは、全部歌うことを要求しない。
  4.  キーが高いときや歌いにくいときは、メロディーを抜かしてリズムよく言う。
  5.  生徒が家で毎日歌を聞くよう習慣づけ、レッスンで毎回楽しく取り上げる。

2. 導入法

  1. 動作をしながら聞く。 Wheels on the Bus/The Bus Song (Book List #10, 1) Seven Steps
  2. 手遊びをしながら聞く。
    Ten Fat Sausages (Book List #1, 2)
  3. 手作業をしながらくり返し聞く。(なにかの作業をさせながらBGMとして聞かせる。歌の内容と関連した絵に色をぬったり、絵カードを作ったりして後のゲームの準備をする。)
    I See a Jump Rope (Book List #5)
  4. キーワードが何回でてくるかを数える。(sunという言葉が何回でたか数える。歌は単語が繰り返しでてくることが多いので、この導入法はほかの曲にも応用できる。)
    The Sun is Shining (Book List #3)
  5. 聞こえたとおりにカードを並べる。
    Busy Town Chant (Book List #13) Are You Hungry? (Book List #1)
  6. 空欄に絵や文字を入れる。(1,2の方法を恥ずかしがる高学年以上の生徒や、あまりやる気のないクラスにもよい。文字が読めればキーワードを抜いたワークシートを作って、生徒に全員に配り、聞き取って絵を描くか、単語のスペリングを見て書き入れる。レベルとしては、下記の7よりも高度。事前の準備も必要だが、読みに結び付けやすい。)
    Do You Want Chicken? (Book List #4)
  7. 内容をメモする。(どんな内容の単語が出るかヒントを与えてもよい。絵を描くか、聞こえたままをカタカナで書くように指示してから聞かせる。この方法は、前記の6同様、大人にも使える。なにも準備が要らないので大勢のクラスにもよい。)
    Ruth Has a Toothache (Book List #12)

3. 歌に出てくる単語を使ったアクティビティー

  1. 歌を聞きながら、出てきた順番に絵カードを並べる。Are You Hungry?
  2. 歌を聞きながら、絵を指差すか、棒やペンなどで軽くたたく。ABC Steps
  3. じゃんけんゲーム (じゃんけんに勝ったら、…, pleaseと言って相手から絵カードをもらう。)
  4. Memory Game  (7枚の絵を1~7までの番号を書いた紙でおおって隠す。What is number two?と質問する。)
  5. Guessing Game (先生が絵カードを1枚選び、それがなにかを生徒があてる。今度はあてた生徒がカードを選び同じようにして遊ぶ。クラスの終わりに少し余った時間でやるのにもよいゲーム。)

歌の指導例

題名:Are You Hungry? (Book List #1, CD Track #28)
テーマ:食べ物
文型:Are you …? Yes. I'm … How about you?  Let's have …
単語:食べ物、野菜、くだもの、菓子など24の単語

使用したクラス

レベル:入門期 1年目(2004年4月開講 週1回60分)
人数:3名
年齢:3年生男子1名、4年生女子1名、6年生女子1名

導入

1回だけ聞かせて何が出てきたかを皆で考える。
宿題の指示 聞こえた単語を絵で描いてくる。24の食べ物が出てくるが、描く絵は順番でなくてよい。

練習 1

宿題の点検 24の単語が全部聞き取れたことを高く評価。スタンプをおして返す。
第1回目の練習 絵を見せ、聞きながら絵の食べ物を棒で軽くたたく。
Guessing Game 最後の余り時間5分程でゲームをする。
絵で自己表現 自分の好きなものと嫌いなものの絵を描くように指示し少し時間を与える。I like … I don't like …と板書。文字が書きたければ文章を添える。

練習 2

リスニング 歌を聞きながら絵を軽く叩く。
じゃんけんゲーム(「子どもの英語指導のためのアクティビティー集」 2.27に詳細あり。)