歌とチャンツの指導法 2  歌を使ったアクティビティーと発展のさせ方 2004年9月28日

Warm up Songs (Skip to My Louのメロディーで)

  1. Hello, Keiko. Please come here. 生徒の名を一人ずつ呼んで輪の中に招き入れる。
  2. Run with me. I will run with you. 歌いながら輪になって走る。
     次の動作をなににするかを生徒から引き出して歌いながらその動作をして遊ぶ。
  3. I am Yuco. What's your name? (3回繰り返す)la la la la la la la おもちゃのマイクをもって歌う。  la la la のときに、次の生徒にマイクを渡す。生徒全員が順番に自分の名前を入れて歌う。
  4. T: I like meatballs. How about you? S1: I like sushi. How about you? S2: I like noodles. How about you? la la la la la la la

-3回歌ってから次の生徒に回すのと、4のように、1回歌ってすぐに次に回すのとどちらがよいか。
 人数によっては3回歌うと全員終わるまで時間がかかる。
 レベルや年齢によっては、1回で次に回すのが難しいクラスもある。

自己紹介、今日一番知りたいことを各自が発言

いろいろな導入の方法 Ten Little Witchesをどう導入するか

  • -数が聞こえたら順番に一人ずつ立っていく。
  • -全員で歌詞にあわせて、英語圏の人が数えるときのように、親指から立てていく数え方で1~10までを表す。
  • -1~10、witchesの絵、black catsの絵のペープサート(オレンジ色の紙と黒いストローを使用)を生徒各自に渡して歌を聞かせてペープサートを見せる動作する。
    1. カードを掲げたままにしておき、次に聞こえたら下ろす。あるいは、
    2. 自分のカードが聞こえたら掲げて見せ、すぐに下ろす。あるいは、
    3. 一人にカードを2枚かそれ以上担当させて忙しく動かす。(1, 2, 3の順番で難しくなる。)
    などして楽しく聞く。

課題に挑戦

1. Ruth Has a Toothache (Carolyn Graham 著 The Chocolate Cakeより)

まず、生徒に歌を聞かせてどんな名前がでてくるかを聞き取らせる。
 英語の名前は、聞き慣れないし男女の区別も難しいので、名前だけに注目してもいい教材になる。

次に病気に注目させる。歌を聞いて誰が、どこが具合が悪いかをわからせる。

  •  ジェスチャーでどこが具合が悪いのかを表すゲームなどをする。
  •  病気の絵と名前のカードをマッチングさせる遊びをする。
  •  カードを生徒に配り、
    • - T: What's the matter?と質問する。S1: I have a headache.とカードの絵に合った答えをする。
    • - Guessing Gameをする。S1: Do you have a toothache? S2: No, I don't. とやり取りをする。
    • - T: Who has a toothache? Ss: Ruth does.のようにして、doesの言い方を定着させる。

2. My Favorite Color is Yellow (Carolyn Graham 著 The Chocolate Cake/ Children's Jazz Chants Old & New より)

  • 歌を聞かせて内容を聞き取らせ、答えを黒板に日本語か英語で書かせる。
  • 好きなアイスクリームの味を生徒に質問する。
  • ロールプレイ:ウエイター役の生徒が、客の役の生徒から注文を取り、それを繰り返して言い、アイスクリームを売るしぐさをする。
  • 自己表現:生徒自身のことを記入できるようなワークシートを配り、自分の好みを記入する。
  • スピーチ:クラスで上記のワークシートを使って自分の好みについて短いスピーチをする。
  • Class Survey: 簡単な表を作って生徒に配り、生徒同士が質問してその結果を表に記入する。

3. Old MacDonald Had a Farm (Keiko Abe-ford著 Let's Sing Together 他より)

  • 絵などを使ってfarm, farmer, barnの概念を教えてから歌を聞かせる。
  • 歌を聞かせて動物の名前を聞き取らせる。
  • 英語と日本語の鳴き声の違いに注目させる。
    •  T: What does a ブタ say in Japanese? Ss: ブーブー。
    •  T: What does a dog say in English? Ss: Bow, wow. のように日本語と英語の鳴き声を出す遊びをする。
  • 動物の絵と吹き出しのあるワークシートを用意し、色ぬり、動物の英語での鳴き声を言うなどする。
  • 仲間探しゲーム:何種類かの動物の絵を用意して生徒たちにひとり1枚渡す。自分の絵の動物の鳴き声を出して仲間を探す。仲間がそろったら1箇所に集まる。後で先生の質問に答えて、We are cats.のように言う。

4. Ten Little Witches (Keiko Abe-Ford著 New Let's Sing Togetherより)

  • 絵カード、数字のカードを生徒に渡し、歌に合わせて高くかかげるなどして遊ぶ。
  • 替え歌:witches, black catsの箇所に、skeletons, spiders, pumpkinsなどを入れて歌う。
  • Guessing Game: ハロウィーンに関係のある単語を教えてから、先生が英語の文章でヒントを出し、なにについて言っているかをguessさせる。生徒が交代で、単語レベルの発話でヒントを出す。

実践報告

前回紹介された、歌に合わせて棒やペンで絵や文字を軽く叩くリスニングのアクティビティーをクラスでやってみた。100円コーナーで買った動物がついたマドラーで、本物のキーボード配列と同じ絵を使って、絵の上のアルファベットを叩いて遊んだ。6年生でも真剣になって何回も挑戦して楽しんでいた。

Wrap up

 
  • -歌は歌うだけでも楽しく、しかも心に残る。歌をどう扱うかは、そのときのクラスの状況と、歌の内容で決め、どの歌も必ずしもいろいろに発展させなくてもよいと考える。
  • -文字学習のためのワークシートなどは自分で作ったほうが、生徒に合わせられ、市販のワークブックよりもよいことも多くある。