動きのある歌 2005年9月22日

○ Warm Up Songsと自己紹介

○ 今日一番知りたいことを発表(省略)

○ どのように歌を扱っているか

  • たまに歌う 1名
  • ときどき歌う 5名
  • 毎回、あるいはほとんど毎回歌う 7名
  • 生徒に音源を持たせて家で聞かせている 1名

○ 歌の効用を考える

歌は楽しく、くり返して聞いても飽きず、長く心に残るのでぜひ毎回のレッスンに取り入れたい。日本人にとって難しい文型、語彙、語順なども歌をとおして容易に習得できる。歌に費やす時間の割り合いは年齢やそのときのレッスンの状況で変化させるとしても必ず1曲は扱いたい。

○ 歌を扱うときのコツ

歌を始めて聞かせていきなり歌うように言っても歌えない。歌に合わせて身体を動かすことで何回も繰り返して聞き、そのうちに歌えるようなる。高学年で身体を動かすことに抵抗がある生徒がいる場合には、歌に合わせてペンなどで机をたたくとか、歌詞を抜いたワークシートなどを与える、歌詞に出てくる単語の絵や文字カードで遊ぶなどしてくり返して聞くための作業をさせるとよい。

- 導入時と練習時は遊びながらたくさん聞かせる。だんだんと難しくしていき、発話をさせ、最後に1曲(難しい歌詞は一部分を抜かしても可)歌うようにする。いろいろに変化させていけば、4レッスンあるいはそれ以上のレッスンで同じ曲を飽きさせずに扱うことができる。

- なんの指導でも同じことだが、全体→グループ→ペアの順ですすめて、最後に2,3人で歌うなどの発表させるとよい。

- 指導者にとって楽しい歌と、子どもが楽しいと感じる歌にはギャップがあることも多い。指導者にとってあまり楽しくはない歌、直接すぐには英語指導の役にたちそうもない歌でも子どもには楽しいものもある。

- 先生自身が歌を扱うことに疑問を持ったり楽しまないでクラスで歌を歌っていては子どもを歌に引き込ませるのは難しい。

- もし子どもに教材を持たせることができるならば、歌のCDを購入してもらい、宿題で毎日同じ歌を1,2週間聞かせるようするとよい。音声のインプットとしては手軽で効率がよい。コースブックのダイアログのCDを聞くよりも楽しいし後まで残る。CDを聞く習慣もつきやすい。

○ 実践

1.  輪になって動く歌

  • Seven Steps(最初の部分で輪になって左右に動き、one, two, threeでは自分の膝をたたき、次のone, two, threeは自分の手をたたく、最後の部分は自分の左右の隣の子どもと手をたたきあわせる。)
  • Hokey Pokey
  • If You're Happy
  • Halloween Walk(ハロウィーンの絵カードの周りを輪になって歩き、歌が止まったらカードを拾う。先生のコールしたカードを持っていたらごほうびをもらう。)

2. 遊びながら歌う(遊びが主で歌は添え物)

  • なわとび歌(Teddy Bear やMy mother made a Chocolate Cakeなどいろいろある)
  • Halloween Station (絵カードの周りを歩き回り、歌が止まったら絵カードの上に乗る。カードの数をだんだん少なくする。最後にはカードの上に足を乗せるように皆でひと固まりになって協力する。)
  • Hot Cross Buns(手を次々に重ねていき、最後の"Buns!"で一番下の手の子がたたく)
  • Ring-a-ring o' Roses
  • Polly Put the Kettle on(花いちもんめ)

3. 歩き回らずに身体を動かす歌

  • Ten Little Witches(自分の持っている数や絵のカードの歌詞が聞こえたら高く掲げる、立つなどし、歌う前にたくさん遊ぶ。)
  • Two Little Blackbirds
  • Five Little Ducks
  • My Bonnie
  • Deep and Wide

4. 手遊び歌、ペアで遊ぶ歌

Pease Porridge Hot(最初は先生と向かい合って練習、その後ペアにしてゆっくりと歌う。だんだんスピードをあげていくとおもしろい。)

5. 高学年の歌の指導:歌を発展させる

使用教材:Black Cat(Song Works for English Class. English EdVentures Inc.から)

1. 導入:歌を聞いて歌の雰囲気や何がでてきたかを言う 絵を選ぶ、絵を持って並ぶ
2. 2回目:歌詞を書き込む 指差し(聞きながら歌詞を指差す)
3. 3回目:音節の数だけ手をたたく(black catは2回、Halloweenならば3回)
4. 4回目:リズムにあわせて読む 歌う
5. 5回目:歌詞を書いた単語カードを並べる

6. 各自が歌を選び、指導の教案(4回分)を作って、4人(3組)が発表。

Black Catを歌いながら黒ネコになってact outする、既習の色と動物を組み合わせてカードなどで遊ぶ、Looking forに焦点を当てて絵カードや動物を探して手に取る、as dark asに焦点を当てて形容詞の復習をする、など年齢に合わせたいろいろな発展のさせ方があることがわかりました。

また、Hokey Pokeyでは、left/rightを教えるときに、左手の親指と残りの4本(4本の指をくっつけて)でL字を作ってLの文字が作れたほうがleft(左)と教えるなどのテクニックをご披露いただきとても参考になりました。

○ 教材紹介

1. Let's Sing Together. Keiko Abe Ford.

(株)アプリコット
本 ISBN 4-905737-77-X \1,500
CD2枚組 4-905737-76-1 \2,000
基本的な歌と遊び方をカバーしている。小学校など大勢の指導も考慮した遊び方のヒントやコピー 可能な絵もあり、子どもの英語指導者必携の本。

2. Songbirds 4 Games.

Compus. ISBN 89-8446-089-3 本とCDセットで1,000円 (現在は本のみの販売はしていない)
値段が安く、分量が少ないのが特徴。手軽でよいが、遊び方のヒントなどはない。

3. Song Works for English Class.

English EdVentures Inc.
*市販されていないので購入は、http://www.englishedventures.org/ 本とCDセット売り

動きを伴う歌をたくさん集めてある。指導のヒントやコピー可能なワークシートなどもありとても よい。毎月の勉強会を開いているので歌を使った指導に興味があれば参加するとよい。

4. Wee Sing Nursery Rhymes & Lullabies.

Susan Hagen Nipp and Pamela Conn Beall.
Price Stern Sloan. ISBN 0-8431-3811-4

5. Wee Sing Sing-Alongs.

Susan Hagen Nipp and Pamela Conn Beall.
Price Stern Sloan. ISBN 0-8431-7784-5

6. Wee Sing Games, Games, Games.

Susan Hagen Nipp and Pamela Conn Beall.
Price Stern Sloan. ISBN 0-8431-4918-3

7. Wee Sing Children's Songs and Fingerplays

*現在は在庫切れ 予約すれば10月以降入手可
4~7は、安価で歌がたくさん入っているので生徒に与えるのにもよい。あまり魅力的な絵などはな いし、アクティビティーのヒントもあまり多くはないが、自分の勉強用にもよい。

8. 「マザーグースのたからもの」

9.「マザーグースとあそぶ本」

10. Holiday Fun Songs.

Saxoncourt ELT ISBN 4-88402-078-2 \1,260

11. Christmas Magic 24 Songs & Games. .

Saxoncourt ELT ISBN 4-88402-077-4 \1,260
基本的な歌をカバーしているが、指導のヒントなどは書かれていない。安価なのでプレゼントにもよい。

12. 「通じる英語はリズムから」I Like Coffee I Like Tea 

松香フォニックス研究所 ISBN 4-89643-164-2 本とCDセット ¥1,500
値段の割に本がきれいでたくさん入っている。小さくて軽く、しかもじょうぶにできているので持 ち運びにもよい。シリーズで第3作まで出ていて、スキットにして発表会などで保護者に見せるの にもよい作品がある。