英語の絵本を外国語環境の子供達のクラスにどういれるか 2006年4月22日

講師:マクレラン直子(www.JJFellowship.com)

この記録はマクレラン先生に目を通していただき間違いはないのですが、決して充分な内容ではないことをお断りします。マクレラン直子さんのなさったワークショップの記録を作成するのはすごく難しく、とても内容を伝えきれるものではありません。その場で感じるものがすごく多く、それを言語で表現する能力を私は持ち合わせていません。

1. Warming Up

先生の自己紹介の後、全員がひとつの輪になって手をつないで立ち、気持ちをひとつにするアクティビティーをいくつかしました。以下がその一部です。( )内は菊池の補足と感想です。

- 目を閉じて手でメッセージを隣に送っていきます。目を閉じるとこれからなにがおきるのかわからずすごく不安でした。日頃いかに自分が視覚に頼って情報を得て生きているかを実感しました。一巡したら逆方向にメッセージを送ります。メッセージは言語だけではないことを皆で体験しました。

- 次に品物を隣に手渡ししながら自分の名前を言っていきます。この時に使う品物は壊れやすいもの、大切に扱う必要があるものがよいそうです。プラスチックのものやボールは子どもが投げたりすることがあるので避けます。今回は絹糸できれいに柄をつけた手作りの手まりを1個使用しました。(今年のイースターの頃には、色付けしたゆで卵を1個使用して子ども達とやりました。子どもの手にはまる大きさの品物がよいと思います。)

- 一巡したら次は、隣の人の名前を言って品物を渡します。ここで参加者は隣の人の名札を見て名前を確認します。同じようにして手渡す時に名前を言います。受け取る人は手のひらを上にして置いてもらうのを待ちます。(今回のワークショップでは名前だけでしたが、子ども達とやったときには卵を手渡ししながらアルファベットを順番に皆で言ったり、数を1~10まで皆で言ったりもしました。これはクラスの初めにやるととてもよい復習になるなと思いました。)

- お手玉をまわす。お手玉を全員が一つずつ受け取ります。先生が袋から一つずつ出すお手玉を次々と隣の人に渡していき、全員にいきわたったら、今度は先生が唱えるナーサリーライムに合わせてお手玉を隣の人に渡します。片手は手のひらを上に向けたまま、もう一方の手を動かして隣の人の手のひらに乗せます。知っているライムを一緒に唱えると手の作業のリズムが狂ってきてしまいました。(子どもならきっと黙って先生の声を聞きながらリズムよくやるのでしょう。)小豆の入った絹のお手玉のざっくりした感触と、まわす時の小豆の音と先生の唱えるライムとが合わさって心地よく心に響きます。

- お手玉を一人抜かした隣に渡す。同じことを今度は隣の人でなく、その隣の人に渡します。腕が交差して混乱しましたが、そのうち上に手を伸ばす人と、下に手を下げて受け渡しをする人に自然に分かれうまくいくようになりました。相手を信頼して渡してもらうまで待ち、受け取ったらきちんと渡します。渡すことだけに集中します。

- 次は一人でお手玉渡しをやります。同じお手玉を使って各自が自分の両腕を前に伸ばして左手から右手に渡します。すぐに両手を後ろにまわして今度は右手から左手にお手玉を渡します。これもナーサリーライムに合わせて行ないます。(身体を動かしながら英語を歌ったり唱えたりするのはよいとわかっていてもそれほどたくさんの歌やライムに振りや動作が付くわけではないので、私のレパートリーは限られていました。手遊びやEency Weency Spiderなどはすぐ挫折する子がいますが、これならきっと挑戦してみるでしょう。ライムの強弱の強のところで渡すようになり、音を抜くという習慣を身につけるにはとてもよいアクティビティーです。大人にも使えそうです。)

2. なぜ絵本を使うのか?

見てきれいで楽しい
くり返して見たり読んだりできる
空想の世界へ行ける
絵を見れば内容が理解しやすい
教室では使わないような自然な英語を疑似体験できる

3. ESL/EFLの違い

English as a Second Language

教室の外に英語の環境がある。子ども自身が英語に触れたり実際に英語を使う機会がある。

English as a Foreign Language

教室の外では英語は話されず、英語に触れる機会は日常の生活にはない。

4. 子ども達の学びのプロセスに触れながら絵本の色々な種類を紹介

5. 絵本の読み聞かせ体験

6. アクティビティーの意味

pre-reading activities
while-reading activities
post-reading activities

7. 大人向けの絵本

8. 自己表現としての詩の創作

本を読んでもらってから、本に出てきた言葉で心に残った単語を皆で列挙してから、グループに分かれて一人3語を選び、詩の一行を作る。グループでひとつの詩にする。

Dr. Seuss' ABC ISBN 0-00-715848-3

Bunny's Rainbow Day (Monica Wellington) ISBN 0-439-31409-7

A Rainbow of My Own (Don Freeman) ISBN 0-14-050328-5

Before You were Born (Howard Schewartz) ISBN 1-59643-028-1

「このワークショップは体験し、考え、感じたことを人に伝えるというCommunicationの第一歩を経験する時間です。」との先生の予告のとおり、体験し感じた3時間でした。